電気工学のススメ

インタビュー

社会人インタビュー

電気工学は一生の財産。どこへ行っても使える学問です。

■仕事には困らない学問

森川弘基さん

なぜ東京電力の入社を希望されたのですか。

森川:人の役に立つ仕事をしたい、それはモノよりエネルギーだと、大学院に進むときに考えたわけです。そして就職のときに、ぜひエネルギー関係の仕事をしたいと思いました。そこで色々検討した結果、人々が安心して電気を使うのに役立つ仕事がしたいと考えて、東京電力の入社を希望しました。

研究室にいた方全員、森川さんと同じように電力会社へ進んだのですか。

森川:いいえ。私の同期は、たまたま電力会社が多かったのですが、先輩達の中には、電気機器メーカーや公的研究機関など、電力以外の分野で活躍している方もいます。就職できなかった、という人は聞いたことがありませんね。仕事には困らない学問だと思います(笑)。でも、就職のときの企業訪問時にも、電気工学は幅広い応用ができる学問だと実感しました。なにかしら電気に関わっている会社は無数にありましたから。

■学生時代の研究と、今の仕事がつながっている

現在のお仕事をお教え下さい。

森川弘基さん

森川:現在のミッションは技術調査で、新技術を調査・評価し、どのように事業に活かすかを研究しています。たとえば次世代のエネルギーとして注目されている太陽光発電について、将来の技術開発を見通しながら、どのようにエネルギー・環境・コストの問題を解決していくのかを日々、調査・研究しています。たとえ、実現可能な技術だとしてもコストが高ければ経営は成り立ちませんし、お客さまにとっても利益となりません。常にコスト意識を持ちつつ、どのように新しい技術を取り入れて社会に貢献するのかを研究しています。

偶然かもしれませんが、学生時代の研究と似ていますね。

森川:そうですね。私自身も驚きました(笑)。調査にあたっては、論文や学会の発表を調べ、深掘りして評価するという手法が共通しています。最終目的は経営への貢献ですから違ってきますが、手法は学生時代の論文発表と似ているところがあります。寝る以外は、ほとんど論文漬けであったつらい日々が今生きています(笑)。物事の本質を知るために深掘りするという過程は他の仕事をしていても同じだと思います。私が電力会社にいるからでなく、どこにいても電気工学は非常に実践的な学問といえます。